マニュアル制作では、段落やトピックごとの文章を個々に管理しながら、全体としての進捗にも気を配る必要があります。文章をラベルによって色分けする機能と文庫番の中の複数の文章をつなげてテキストファイルにする連結書き出し機能を使うと、とても便利です。
次のような手順で、マニュアル制作用の文庫番ファイルを作ります。
トピックや段落を書く
- 「マニュアル作成」という新規文庫番ファイルを作成します。
- [新規]をクリックして新しい文章を追加します。
- 文章名の冒頭に、「01-02」のように章や節の番号を付けておきます。
- 実際の文章での順序を気にせず、書きやすいところや内容を早く固めたいところから、どんどん文章を書いていきます。
完成度でラベルを付ける
文章の完成度に応じて、ラベルを付けます。ラベルは一覧表示上では文字色で区別されますが、わかりやすくするためラベル自体にも名称を付けます。
- 【ラベル】→【ラベル編集…】を実行します。
- 例えば次のように、ラベルに名称を付けます。
- 【編集】→【一覧表示オプション…】を実行し、表示項目欄の[ラベル]をチェックして、一覧表示にラベルが表示されるようにします。その他、必要な情報を表示させ、不要な情報はチェックを外して表示しないようにできます。
- 一覧表示で列名の部分をクリックすれば、その項目でソートさせることができます。項目名の部分をドラッグすれば列の位置を変えることができます。
- 一覧表示上でラベルを指定する文章を選択状態にして、【ラベル】メニューからラベルを選択します。文章ウインドウが開いている場合も、【ラベル】メニューからラベルを選択すると、その文章のラベルを変更できます。
ここでいう「要注意文章」とは、「文章自体は完成しているが、仕様変更などの外的要因で完成を保留している文章」を意味しています。
文章を一つのテキストファイルにまとめる
- 書き出す文章を絞り込むため、分類1で「本文」を、分類2で「第1章」を選択します。
- 文章名の頭に「章-節-項」の番号が付いているので、文章名でソートするとその順に並びます。
- 一覧表示された文章の中から結合する文章を選択して、【ファイル】→【本文を連結して保存…】を実行します。[保存]ダイアログが表示されるので、連結したテキストファイルの名称と保存場所を指定して保存します。
- 保存されたテキストファイルには、文庫番で一覧表示されていたときの上から順に、各文章の文章名と本文の内容が記載されています。
